精密超音波検査(胎児ドック・胎児スクリーニング検査・胎児心エコー)|豊洲レディースクリニック 産婦人科 出生前検査 豊洲 江東区 東京

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出生前検査
Prenatal Genetic Testing

精密超音波検査(胎児ドック・胎児スクリーニング検査・胎児心エコー)


出生前検査には主に染色体疾患を対象とした「出生前遺伝学的検査」と臓器などの構造異常を対象とした「出生前形態学的検査」に分かれます。

<出生前遺伝学的検査>
非確定検査には様々な検査があります。初期胎児精密超音波検査(初期・中期・後期精密超音波検査、胎児ドック)、 コンバインド検査、母体血清マーカー検査、そしてNIPTがあります。
NIPTについてはこちらをご覧ください

<出生前形態学的検査>
当院では初期胎児精密超音波検査、コンバインド検査、母体血清マーカー検査、胎児心エコー検査を行っています。

※検査をご希望の方は、初診の方でも紹介状は不要でございます。

初期胎児精密超音波検査

妊娠初期(11週~13週6日まで)に胎児・絨毛・臍帯・羊水などおよそ50項目を超音波で詳しく観察し、大きな形態異常などを見つける検査です。

NIPTを受けられた方でも受けられます。

ご希望により、NT、鼻骨、静脈管波形、三尖弁、心拍数の超音波マーカーを用いて、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーの発症確率を計算することができます。(例えばこの検査でダウン症候群(21トリソミー)の陰性的中率は35歳の方で約99.92%になります)

検査は、英国FMF(Fetal Medicine Foundation)のライセンス取得者(院長はNT specialistです)が行います。

費用のご案内

確率計算あり(検査結果レポートも含む) 38,000円(税込)

※検査条件や検査方法の追加、必要な時間により追加料金が発生する場合がございます。
※検査費は変更になる場合がございます。
※検査を受けるには事前に遺伝カウンセリングが必要です。
>遺伝カウンセリングの詳細・ご予約はこちら

妊娠初期の精密超音波検査 主な実施項目

日本超音波医学会認定超音波専門医・指導医の院長による検査となります。多くの検査実施項目を設定しています。

頭頸部 大きさ(大横径・周囲長)・形態
頭蓋骨、大脳の形態
脳室
小脳の大きさと形態・位置
眼窩と眼球、鼻骨
口唇・口蓋
耳の位置と形態
顎の大きさ・形態
頸部リンパ管腫の有無
後頸部透亮像周辺(NT、IT)の状態
頸部の向きの異常の有無
胸部 胸郭の形態
肺の大きさ、異常の有無
胸腔と縦隔・横隔膜
腹部 各臓器の位置、大きさ、形の確認
胃、肝臓、腎臓、膀胱
腹壁・血管系の異常の有無
四肢 長さ、骨の数と形
手指の数、動き、足関節の向き
足先の形態
外性器(生殖結節) 感度91%で性別をお伝えできます(逆に9%は外れます)
(性別希望されない方には性別の結果はお伝えしません)
脊髄 彎曲の異常の有無、二分脊椎の有無
羊水
心臓・大血管 大きさ、向き、位置
弁の動き、房室間血流(trouser sign)
four chamber view(4CV:四腔断面)
three vessel view(3VV:三血管断面)
threevessel thrachea view(3VTV:三血管気管断面)(V-sign)
両大血管起始
肺静脈還流・静脈管血流
大動脈弓・動脈管・下大静脈・上大静脈
胎盤 位置と体積
臍帯 血管数、胎盤と臍帯の位置関係、胎児腹壁と臍帯の位置関係
血流 子宮動脈、静脈管、三尖弁逆流の有無
その他 母体子宮:頸管長
母体付属器:卵巣腫瘍の有無

コンバインド検査

初期胎児精密超音波検査に母体血清マーカー(hCG、PAPP-A)を加えた検査を行います(妊娠初期 11週0日から13週6日まで)。

コンバインド検査は、①妊婦さんから採血した血液の測定値(hCG、PAPP-A)と、②超音波検査による測定値の2つの組み合わせ(コンバインド)によって、胎児染色体疾患(21トリソミー(ダウン症候群)、18 / 13トリソミー)の発症確率を算出する出生前検査(非確定検査)です。

より正確な情報を得るための、更なる検査(NIPT、確定検査など)の検討の必要性を考慮する契機になることもあります。

コンバインド検査の詳しい説明はこちら

内容 料金(税込)
コンバインド検査(当院で妊婦健診中の方) 60,000円
コンバインド検査(他院で妊婦健診中の方) 65,000円
初診料 3,300円
再診料 1,650円
結果説明費用 3,300円
<オプション>
妊娠高血圧腎症スクリーニング
10,000円

※検査を受けるには事前に遺伝カウンセリングが必要です。
>遺伝カウンセリングの詳細・ご予約はこちら

中期・後期胎児精密超音波検査

中期(妊娠18~21週頃)と、後期(妊娠28~30週頃)に受けられます。

日本超音波医学会認定超音波専門医・指導医の院長による検査となります。

通常の妊婦健診には含まれない細かい部位まで胎児・胎盤・臍帯・羊水・血流を観察します。

妊婦健診で行われる超音波検査のみでは赤ちゃんの形の病気は基本わからないので、出産の際の赤ちゃんの安心のためにも中期・後期胎児精密超音波検査をおすすめしています。

費用のご案内

中期・後期胎児精密超音波検査(検査結果レポートも含む) 38,000円(税込)

※検査条件や検査方法の追加、必要な時間により追加料金が発生する場合がございます。予めご了承ください。
※検査費は変更になる場合がございます。ご了承ください。

妊娠中期・後期の精密超音波検査 実施項目

頭頸部 大きさ(大横径・周囲長)・形態
頭蓋骨骨化、大脳の形態(脳溝、脳梁、脳回、脳内構造など)
脳室・脳周囲
小脳の大きさと形態・位置
眼窩と眼球、鼻骨と鼻孔
口唇・口蓋、口腔内・舌
耳の位置と形態
顎の大きさ・形態
頸部の異常の有無
胸部 胸郭の形態
肺の大きさ、異常の有無
胸腔と縦隔・横隔膜
腹部 各臓器の位置、大きさ、形の確認
胃、肝臓、胆のう、腎臓、腸管、膀胱
腹壁・血管系の異常の有無
四肢 長さ、骨の数と形
手指の数、動き、足関節の向き
足先の形態
外性器
(生殖結節)
形態異常の有無
(性別希望されない方には性別の結果はお伝えしません)
脊髄 彎曲の異常の有無、二分脊椎の有無
羊水
心臓・大血管 大きさ、向き、位置
壁の厚さ、弁の動き、房室間血流
five chamber view(5CV)
four chamber view(4CV:四腔断面)
three vessel view(3VV:三血管断面)
threevessel thrachea view(3VTV:三血管気管断面)
両大血管起始
左室流出路(LVOT)
右室流出路(RVOT)
肺静脈還流・静脈管血流
大動脈弓・動脈管
下大静脈・上大静脈
(妊娠後期)胎児不整脈の確認
胎盤 位置と厚さ
臍帯 血管数、胎盤と臍帯の位置関係、胎児腹壁と臍帯の位置関係
血流 臍帯動脈・静脈、中大脳動脈、子宮動脈、静脈管
その他 母体子宮:頸管長
母体付属器:卵巣腫瘍の有無

妊娠週数と胎児ドック(精密超音波検査)の関係

それぞれの時期でわかること・わからないことがありますが、胎児の発達段階ごとに評価を行うことで、より多くの項目を総合的に評価できます。

また、総合的に評価するためには、妊娠初期~後期まで同じ医療機関で胎児ドック(精密超音波検査)を行うことをおすすめいたします。

「どこまで」「何」を知りたいかにより、実施の回数や、適切なタイミングは異なります。

また、妊娠週数が30週を超えてくると、赤ちゃんの大きさに対して相対的に羊水量が減少することで、赤ちゃんの超音波が見えにくくなります(赤ちゃんが大きくなるからといって、より見やすくなるわけではないのです)。

胎児が育つほど見やすくなるというものではなく、妊娠初期にしか評価できない項目もありますので、お悩みの場合にはお早めにご相談ください。

受診時期 わかること/できること 限界点
初期:妊娠13週頃
(12週~13週6日)
・大きな形態異常
・ダウン症候群を含むトリソミーの可能性計算
・首のむくみ(NT)の評価など
・発達の序盤であるため、評価できる形態異常は限定される
中期:妊娠20週頃
(18週~21週)
・形態の詳細な評価に最も適している ・トリソミーやNTの評価が困難・検査後/妊娠後期で生じるトラブル(腫瘍や血流異常等)は評価できない
後期:妊娠30週頃
(28週~30週)
・妊娠中期で正常を確認している臓器に起こるトラブル(腫瘍等)や血流異常の評価 ・形態評価が困難な時期であるため、妊娠中期で一度確認していることを前提に行う

胎児心エコー検査

「100人に1人」の割合で、心臓に異常のある赤ちゃんが生まれるといわれています。

胎児心エコー検査では、心臓のスペシャリストである昭和大学小児循環器に所属する胎児心エコー認証医により、更に詳しく心臓を観察します。

赤ちゃんに心臓病(不整脈を含む)がないか、ある場合にはその種類や重症度を検査します。

心疾患の診断が出生前についた場合には、分娩の場所や方法、出生後の治療方法などについて詳しくご説明をして、赤ちゃんにとってより良い環境でスタートラインに立てるようにしていきます。

詳しくはこちらをご覧ください

費用のご案内

胎児心エコー検査 16,500円(税込)

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