NIPTは妊娠9週以降に行う非確定検査です。
妊婦の血液に含まれる赤ちゃん由来のDNA断片を分析することで、ダウン症候群、18トリソミー、13トリソミーを判定する非確定検査です。
結果報告までに1~2週間かかります。
NIPTの検査原理
採血によって得られた妊婦さんの血液には、ごくわずかに赤ちゃん由来のDNA断片が含まれています。
DNA断片の情報を次世代シークエンサーという機械で分析することにより、何番の染色体由来かを決定し、分類することで染色体の本数を推察することができます。
DNA断片を標準値と比較することで、染色体に変化が生じているかが分かります。
NIPTは染色体を直接みることはできませんから、確定検査ではありません。
NIPTの留意点
そして、NIPT結果は陽性・陰性・判定保留で報告されます。
NIPTは非確定検査であり、結果が陽性であっても実際の赤ちゃんの染色体は正常である可能性もあります。
また、判定保留は検査材料である赤ちゃん由来のDNA断片そのものが十分ないために検査そのものが実施できないという意味などです。
どのような結果が出たらどうするかをあらかじめ考えておくと良いでしょう。
作成日:2022/10/01