非確定検査の1つである母体血清マーカー検査について説明します。
妊娠中、胎盤で作られるタンパク質などは妊婦さんの血流に入ります。
母体血清マーカー検査では、妊娠初期または妊娠中期に妊婦さんから採血し、血液中にある特徴的な複数のタンパク質成分を分析します。
母体年齢固有の確率をベースにして、血清マーカーの測定値、妊娠週数、妊婦さんの体重、既往歴、家族歴などの情報をあわせて、検査を受けた妊婦さん個人の赤ちゃんにおける染色体数的疾患などの確率が出されます。
検査結果について
結果報告は早くて1日、遅くて数週間で結果が出ます。
どのような結果が出たらどうするかをあらかじめ考えておくと良いでしょう。
母体血清マーカー検査の結果は、確率で報告されます。
また、母体血清マーカーの中には、13トリソミーがわからない検査もありますので注意しましょう。
別のコラムでも説明していますが、同じお母さんの血液を用いる検査であるNIPTは、検査の対象となる病気や検査方法などが違います。
作成日:2022/10/01